読むと安心する現役僧侶の語り

人生は苦である。誰もが同じ苦しみについて悩んでいます。このブログを読んでいただき少しでも安心を感じていただけたら有難いです

次の時代

平成があと数ヶ月で終わります。

時代の節目です。

まだ実感がわきませんが、すごい出来事ですよね。

前にも書きましたが、次の時代はたくさんの困難が予想されています。

不安をあおってる訳ではなくて事実なんです。

誰もが生活に困る可能性があります。

高齢者の福祉に多くの税金が必要になるため税率があがります。

さらに食料や水不足の問題が深刻になり、食料品・飲料品の価格が今より高くなります。

2リットルのペットボトルの飲み物の価格が上がるというニュースがやってました。

次から次へと日用品の価格は上がってるんです。

では、可処分所得はどう予想されてるかというと年々下がっていきます。

生産年齢人口が減っていくのでもちろんGDPも下がっていきます。

日本で生活していて食べ物や飲み物に困るなんて想像つかないかもしれませんが、今のままではそうなる事がわかっています。

だったら一生懸命に働けばいいと思うかもしれませんが、人間のする仕事はじょじょに少なくなっていくのと同時に、親や親戚の介護で働く時間が奪われてしまうかもしれません。

なんで対策を打たないのかと思うかもしれませんが、なんとかなると現実に向き合ってない人と、その時にはどうせ死んでるからいいやと思っている人が多いからです。

この先30年以上生きられる人は、少しずつでいいので、現実に向き合わないといけないです。

時代の節目は命に対しての価値観が変わる節目でもあります。

明治維新や太平洋戦争の終戦も節目でした。

日本の仏教の節目は応仁の乱の時代でした。

多くの餓死者がでたそうです。

死体を食べていた人がいたなんて記録も残っています。

救いがない時代で、幸せについて、命について真剣に考えなければいけない時でした。

今、日本で知られている仏教の宗派の多くはその時代に誕生したのです。

自分の幸せのための仏教から、他人を救済する仏教が必要とされるようになったからです。

次の時代は皆が命を助け合い、新たな幸せを感じられる時代にならなければいけません。

まだまだ時間がありますので、少しづつ周りの人と話してみて下さい。

よろしくお願いします。