読むと安心する現役僧侶の語り

人生は苦である。誰もが同じ苦しみについて悩んでいます。このブログを読んでいただき少しでも安心を感じていただけたら有難いです

時には歩みを止めてみる

毎日楽しいことばかりではないですよね。

楽しいこともあれば辛いこともある。

何を楽しいと感じるのかも人それぞれ違っていて、誰かにとっては楽しいことでも違う誰かにとってはとても辛いことかもしれません。

辛いことに対しての耐性も人それぞれで、ストレスにとても弱い人、環境の変化にとても弱い人がいます。

些細なことでも楽しいと思える人がいれば、しばらく心から笑えてない人もいます。

楽しそうにしている人も、心の中では辛くてたまらない場合があります。

人生は辛くて当たり前なのですが、辛いことから逃げない、辛い道を選んだ方が将来のためになるというのは全ての人に当てはまるわけではありません。

楽しいことよりも、辛いことの方が比べものにならないほど多いと思う方は、歩みを一度止めた方がいいです。

時の流れを止めることはできないからです。

時間は法です。

何もかもがうまくいってない時に、時の流れと共に歩んでしまうと、自分を見失なってしまいます。

自分を見失うと、時の流れが不規則になります。

睡眠障害鬱病の原因です。

最近溜息ばかりついてませんか?

家族や友人知人など周りで溜め息ばかりついている人がいませんか?

お節介とは思わずに休息をすすめて下さい。

職場に迷惑がかかるという理由で歩み続けないといけないと思い込んでいる方もいます。

今歩みを止めることは、結果的によい休息になることを伝えて下さい。

大切なのは休息をとった後のことです。

学校を風邪で休んだ後に、体調がすぐに良くなった経験ありませんか。

時間がゆっくり進んでいる気がして、とても前向きになります。

自分が辛くて限界と早い段階で気づくことが大事です。

社会に戻れないんじゃないかと無理をしてしまい、本当に体調を崩してしまうと休息の期間が長くなります。

そして、休息を取る為には周りの人のサポートが必要です。

休息をとれた人は本当に大切なものに気がつきます。

本当に大切なものに気がついた人は必ずサポートする側に周ります。

何かに助けられ、何かを助けている、これが布施行です。

人生は辛いことと楽しいことの繰り返しです。

楽しい時間は経つのが早く感じますが、辛い時間は経つのが遅く感じるだけなんです。

誰もが人生で一度ゆっくりと休息が取れる仕組みを作れたらなと思いました。