仏教=難しいから脱却①
仏教には宗教、学問、文化、色々な側面があります。
みぢかにお寺がある環境で育ち、私達が当たり前のように使っている挨拶、迷惑、便利、愛嬌などの言葉が仏教用語であるのにも関わらず、日本人の中には仏教を毛嫌いする方がいます。
宗教は怪しいから、危険だから、また難しいからという理由からです。
宗教が原因で起きた悲しい歴史があるのは事実です。
今も世界には宗教間の紛争が絶えない地域がありますし、原理主義、過激派、狂信者、聖戦と聞くと怖いイメージがありますよね。
宗教は人を結束させるので、戦争に利用されやすいんです。
だからと言って日本仏教が危険かというと全然そんなことはありません。
もちろん怪しい宗教はありますが、そこら中にあるお寺が全て怪しいかというと全然そんなことはありません。
仏教を毛嫌いしている方はアレルギーのように宗教を拒絶する体質になってしまっているのかもしれません。
疑問に思っていることはスマホが解決してくれる時代なので、曖昧なものを拒絶したくなる気持ちはわかります。
仏教の面白いところは、毛嫌いしている人の方が確実に成仏して仏様になれるという点です。
阿弥陀様の名前を一度は聞いたことがあると思います。
阿弥陀様は登っている人を見守り、落ちてくる全ての人を漏らさず救う転落防止ネットのような仏様なんです。
仏教は約2500年前に実在した人であるお釈迦様が菩提樹の下で悟り、成仏して始まりました。
お釈迦様が無くなった後に仏教は中国、シルクロード、朝鮮半島、海を渡って日本に伝来しました。
日本に仏教が伝わった時はお釈迦様がお亡くなりになられて約1000年経った後なんです。
その約1000年の間で仏教は発展して、複雑になってしまったので、仏教は難しいというイメージを持たれている人が多いのだと思います。
仏教を学問として深く追求すると難しいかもしれませんが、仏教の最も大切な教えは全然難しくありません。
実はとてもシンプルです。
それでは仏教の最も大切な教えとは何かを次の投稿でお話します。