読むと安心する現役僧侶の語り

人生は苦である。誰もが同じ苦しみについて悩んでいます。このブログを読んでいただき少しでも安心を感じていただけたら有難いです

いつまでも独りではいられない

毎日何人の人と顔を合わして話をしていますか。

外交的な方は人に会わない日はさみしいですよね。

独りが好きな方は特に気にならないかもしれません。

成仏を目指す修行と考えると独りでいることも大切かもしれませんが、誰かを救うために何か行動を移すためには独りの力ではどうしようもありません。

今の世の中は一度レールから外れてしまうと、なかなか社会に戻ることが難しいです。

些細なきっかけから仕事を辞めてしまったり、学校をやめてしまったり。

健康な心と体であれば次に何をするか考えられますが、そうでない場合は引きこもってしまう場合もあります。

周りにそんな人がいませんか。

独りが好きな人もずっと独りでいるわけにはいかないので。

私も独りでいる事が好きなんです。

自分の事を知るにつれ独りが好きなんだなと気づきました。

独りが好きな人って誰かと一緒にいても、自分の好きなことをしたがるんです。

わがままというわけではないんですが、常におしゃべりをしてたいわけではないんですよね。

社交的な人達が集まるパーティーのようなものはたくさんありますが、内向的な人達が集まるパーティーはないですよね。

きっと盛り上がらないでしょうし。

独りが好きな人同士って知り合うきっかけがないんです。

そして、一度引きこもってしまった人もどこかで現状を変えないとと思っているはずなんです。

世間と接するタイミングを逃してしまうと、どんどんと自分の世界に入りこんでしまいます。

若いうちは、親が元気なうちはいいですが、引きこもる時間が長ければ長いほど社会復帰が遠ざかっていきます。

近くにそのような人がいたら勇気を出してコンタクトを取って下さい。

独りが好きな人の気持ちは独りが好きな人にしかわかりません。

救いたい人がいたら、お力になるのでお声がけ下さい。